環境Environmental

いちごグループの取り組み

心築(しんちく)の社会的意義

建物を「壊す」から建物の価値を「活かす」

現存ストックを有効活用し、
不動産の経済耐用年数の長期化、質の向上を図る
現存ストックを有効活用し、不動産の経済耐用年数の長期化、質の向上を図る

地球に優しく安全性に優れたクリーンエネルギー

  • 年間発電量
    228,739,150 kWh

    約52,900世帯分の
    年間消費電力を発電
    • 環境省資料
      1世帯当たりの年間消費電力 4,322kWh
  • 年間CO2削減量
    101,217,992 kg-CO2

    約44,000台分の
    年間CO2排出量を削減
    • 環境省資料
      車の排出ガスによる年間CO2排出量 約2,300kg/台

(いちご、いちごグリーンの2024年2月期実績)

自然災害への対応

多発する自然災害(地震、大雨、台風等)において、
保有するすべての不動産、発電所で人的・物的被害はなし

不動産:常に安全性確保と耐用年数向上に向けた工事を実施
発電所:適正な立地選定、地域特性に合わせた綿密な設計

安心、安全な管理体制

  • 大雨、台風発生前の止水板や土のう設置等の事前対策
  • 人的な安全を最優先し、プロパティマネジメント(PM)会社等と連携のうえ、被害の有無を早急に確認
  • 社内エンジニアリングチーム等が災害当日に現地入りし、エリアに保有する物件すべてを目視確認、二次被害防止、物件価値の維持
  • 災害時、保有物件の被害状況確認、情報共有を目的とした自社開発システム「サスポート」を導入

サステナブル不動産の取り組み

GRESB リアルエステイト評価

GRESBリアルエステイト評価は、責任投資原則(PRI)を主導した欧州の主要年金基金グループを中心に2009年に創設された、不動産セクターの環境・社会・ガバナンス(ESG)のパフォーマンスを測る年次のベンチマーク評価です。
いちごホテルは、2024年のGRESBリアルエステイト評価において、総合スコアのグローバル順位により5 段階で格付される「GRESBレーティング」で「3 Star」を取得いたしました(昨年の「2 Star」より1 ランクアップ)。また、ESG推進のための方針策定や組織体制などを評価する「マネジメント・コンポーネント」および保有物件での環境パフォーマンスやテナントとの取り組み等を評価する「パフォーマンス・コンポーネント」の双方において優れた参加者であることを示す「Green Star」の評価を4年連続で獲得いたしました。
なお、ESG情報開⽰の充実度を測る「GRESB開⽰評価」においても取り組みが⾼く評価され、最上位の「Aレベル」の評価を2年連続で取得いたしました。

GRESB

GRESBについて

BELS

BELSとは「非住宅建築物の省エネルギー性能を評価する」公的制度です。新築建物、既存建物に関わらず様々な尺度を基に第三者機関が省エネルギー性能を評価する制度であり、国が定める建築物エネルギー消費性能基準に基づく一次エネルギー消費量から算出されるBEI(Building Energy Index)の値によって評価され、省エネルギー性能ラベリングが5段階(最高評価★★★★★)で星の数により表示されます。

BELSについて

    CASBEE札幌

    「札幌市建築物環境配慮制度(CASBEE札幌)」は、「環境に配慮した建築物」の普及・促進を図ることを目的として、延べ面積300平方メートル以上の建築物の新築、増改築を行う建築主等が、自らその建築物に係る環境に配慮した事項について評価を行い、その結果(建築物環境配慮計画書)を本市に提出することを条例で義務付けている制度です。

    CASBEE札幌について

      環境パフォーマンス

      GHG排出量削減の実績推移

      この表は左右にスクロールできます。

      2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
      保有物件数(期中取得・譲渡物件を含む) 22 23 23 25 30
      エネルギー消費量 総量
      [mWh]
      44,174.54 25,224.34 28,433.56 32,875.65 42,664.26
      原単位
      [mWh/m2
      0.574 0.537 0.480 0.494 0.461
      (うち、再生可能エネルギー)
      [mWh]
      (-) (-) (272) (4,137) (12,854)
      温室効果ガス排出量 スコープ1+2
      ロケーション基準
      [t-CO2]
      12,200.66 7,733.69 8,434.19 9,564.75 11,998.69
      マーケット基準
      [t-CO2]
      12,082.43 7,908.81 8,601.63 7,574.39 6,729.15
      スコープ1+2+3
      ロケーション基準
      [t-CO2]
      16,270.26 11,267.12 12,174.21 13,180.71 17,295.10
      マーケット基準
      [t-CO2]
      10,434.09 11,442.23 12,341.66 11,190.36 12,025.56
      水使用量 総量
      [m3
      373,057.24 213,526.30 270,436.00 338,274.00 447,286.50
      原単位
      [m3/m2
      4.844 4.544 4.566 5.083 4.833

      本投資法人のスポンサーであるいちご株式会社は、パリ協定が求める水準と整合した企業が定める温室効果ガス排出削減目標である 「Science Based Targets」 を設定し、SBTイニシアティブより認定を受けております。
      スポンサーをはじめとするいちごグループの目標は、気候変動による世界の平均気温上昇を産業革命前と比べ1.5℃未満に抑える 「1.5℃目標」 として認定を受けており、「1.5℃目標」 は、「2℃を十分に下回る水準(WB2℃)」 の目標を上回るものです。

      認定を受けた温室効果ガス排出量削減目標

      この表は左右にスクロールできます。

      対象項目 目標 達成年限
      スコープ1 事業者自らによる直接排出 70%削減
      (2022年度基準)
      2030年度
      スコープ2 他社から供給された電気、熱、蒸気使用 に伴う間接排出
      スコープ3 スコープ1、2以外の間接排出
      (事業活動に関連する他社の排出)
      25%削減
      (2022年度基準)

      SBTイニシアティブにおける目標については、本投資法人のスポンサーであるいちご株式会社をはじめ、いちごオフィス(8975)、いちごホテル(3463)、いちごグリーン(9282)による温室効果ガスの排出も含めた目標設定となります。

      SBTの概要

      SBT は、パリ協定が求める水準(※)と整合した 5~15 年先を目標年として企業が設定する温室効果ガス排出削減目標です。 CDP(企業の気候変動、水、森林に関する世界最大の情報開示プログラムを運営する国際的な非営利団体)、UNGC(国連グローバルコンパクト)、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4つの機関によって共同で運営されています。

      (※)パリ協定が求める水準:世界の気温上昇を産業革命前よりスコープ 1、2 では、1.5℃以内に抑え、スコープ 3 では 2℃を十分に下回る水準(Well Below 2℃)に抑える

      sbti